Raspberry pi の勉強会資料を公開
この3月にウルシステムズ社内にてRaspberry piの勉強会を開催した。せっかくなので、ここで公開する。
そもそも Raspberry pi に関心を持った理由は、自分の子ども達(5歳と0歳)に、より良いコンピューター体験をさせたいと思ったからである。
近年のGoogleの自動運転から垣間見えるように、自分の子ども達が大人になる頃には、ある程度「賢いロボット」が今よりも世に出ていると思う。そのような世界が来ることを前提に、より良いコンピューター体験とはどういったものなのかを考えると、実世界とインタラクションするようなコンピューター体験をすることが有益に思える。
そこで選んだのが Raspberry pi を使ったロボット作りだ。Raspberry pi は、子どもがロボットを作ろうとする際に、技術的なハードルを大幅に下げてくれるだろう。おそらく小学生でもロボットを作れるくらいまで下げてくれるはずである。
この勉強会の資料は、自分の子ども達が Raspberry pi に夢中になってくれればと思いながら作った。ただ残念ながら、この資料は明らかに子供向けにはならなかった。どうすれば子どもが食いついてくれるのかは、これからも考えていきたい。
この勉強会では以下の様なコンテンツを含めた。
- ブレッドボードの使い方
- LEDを明滅させる(いわゆるLチカ)
- LEDをPWMでだんだん明るくしたり暗くしたりする
- パワーMOSFETを使ってモーターの回転数を制御する
- ラジコンサーボをPWMを使って制御する
- 加速度センサーをI2C接続で使う
- ロボットの制御方法の概略
- プログラミング言語Scratchの紹介
- Minecraft Piの紹介
- Raspberry PiのGPIOライブラリーをpigpioに決めるまでの紆余曲折
- PIDコントロールについて
当日使用した資料は以下の通りである。電子工作は初めてという方も、おそらく簡単に理解できるだろう。
[近棟 稔]